「出会っていただきたい絵本」フェア 第一弾・海外絵本編

2023年2月5日、当店は4周年を迎えました。

これまで、特に周年で何かをするということはありませんでしたが、
今年はちょっとしたフェアをご用意しました。

「ぜひ出会っていただきたい絵本」フェア

当店で、入荷してからまだ一度もお買い上げいただいていない絵本をピックアップしました。
あまり知られていない(けれどおすすめの)絵本、
あまり目立たない(けれどおすすめの)絵本、
メジャー過ぎて逆に当店では選ばれない絵本、
売れていない理由は恐らくいろいろです。

こういった絵本たちの一部を、面置きしてコーナーにしております。

第一弾としてまずは、海外の絵本からピックアップしてみました。
入荷したからには、私たちにとってはおすすめしたい絵本ですので、
この機会にお手に取ってご覧いただけたらと思います。

さらに、棚差ししている中にも「まだ売れていない絵本」がありまして、
その対象の絵本たちにはひっそり目印となるスリップを挟んでおります。
気の向くままに手に取っていただくのも良し、
ご自分の眼力で探しあててみるのも良し。
宝探しのような感覚で楽しんでいただけましたら幸いです。

 

きっかけは、とある書店さんの書かれた文章でした。
わたしに「推し」の本はない|本屋の時間|辻山良雄 – 幻冬舎plus (gentosha.jp)

「店にある在庫のうち4分の1くらいは、これまで誰にも買われることなくそこにあるのではないだろうか。」
つまり売上ゼロの本が、その書店さんにももちろんある、というお話でした。
知名度も規模も、当店とは比べものにならないくらいのお店さんなのですが、
あれ?もしかして、私たちの店も同じでは??
と思ったのです。

当店は2019年に営業を始めて、この2月で丸4年。
現在の在庫は、約1,400冊。
そして、気になって集計してみましたら、そのうち400冊弱は、「まだ売れていない本」でした。

上記の書店主さん(本屋TITLEの辻山さん)は、
「願わくば店にある本すべて、その本を待つ誰かが、きっとどこかにいてほしい。」
とおっしゃっています。

が、私たちは、こうしてピックアップして、それをどなたかが見て選んでくださるのも、ある意味では偶然の出会いだろうと考えました。
それがその方にとって、幸運な出会いであることを願っています。

機会がありましたら、足をお運びいただけますとうれしいです。