なぜ絵本と音楽?

kariteには「えほんとおんがく」という言葉をつけています。
絵本と音楽。
近いようで遠い?遠いようで近い?
なぜ、絵本と音楽なのでしょうか?

絵本と音楽の共通点ってなんだろう?と考えたときに、「言葉」を思い浮かべる方もいるかと思います。
言葉も、もともとは音ですね。
赤ちゃんは、言葉を意味のあるものとして認識する前には、言葉を音として聞いています。
そう考えると、それぞれの言葉にはそれぞれの音楽が流れているようなものかもしれない…、と私は想像してしまいます。
実際、新生児の頃からすでに、話しかける声のリズムに合わせて体を動かしているそうですよ(相互同期性と呼ばれています)。
赤ちゃんって、不思議ですよね。
大人にとっては大して変わらない、たった一年。でも、赤ちゃんはその一年で、どんどんいろいろなことを吸収して成長していくのですから。

「絵本」と「音楽」は、赤ちゃんの頃から、親と子で一緒に感じて楽しめるもののひとつです。
生まれる前から外の世界とつながっている、聴覚。
生まれてからすぐに飛躍的に発達していく、視覚。
音、リズム、言葉、色、形、動き、そして感情…。すべてがつながっていきます。
ぜひ親子で一緒に、新しい世界との出会いを体験してほしい。
そんな思いで、絵本や音楽を紹介していきたいと思っています。
特に小さなお子さんにとっては、絵本も音楽も、心の内面を豊かに広げる手助けとなっていくことでしょう。
新しい出会い、楽しみながら心を広げていく体験。
その機会を、この地で一人でも多くの人に届けていきたくて、「えほんとおんがくkarite」というお店の構想がはじまりました。